春日局と元伊勢宮

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 夢枕に天照が現れ、大江山近くの元伊勢宮に来るようにというのです。神宮フェチの私としては行くしかありません。地図で見ると外宮と内宮があります。5時に起き京都縦貫道を走りました。まずは元伊勢宮外宮から八平手で参拝です。長い石段を上り詰めると黒木鳥居に圧倒されます。

 禰宜さんは用事で不在でしたが、圧倒される雰囲気が神社全体を覆っています。ここでは黒木鳥居に手を添え1時間ほど立ち尽くしました。

何に使われるのかわからないのですが、藁でできた二匹の龍がいました。何か強いオーラを感じました。

 2時間ほど此処に佇みましたが誰も来ませんでした。それから元伊勢宮内宮に向かいました。広い駐車場があり、お正月の人出はものすごいものがあると思いました。大正時代までは山陰地方の人々は伊勢は遠いので此処にくるのを伊勢参りと言ったそうです。旅館もあったそうです。内宮本殿は高い山の上にあり黒木鳥居に到着するのも大変でした。ここでも八平手で参拝です。

 元伊勢宮内宮には、天岩戸もありました。写真の右手の下の方の急な石段を降りた所にあります。夏至の日に伊勢の二見浦の夫婦岩の間からのぼる朝日が真正面の岩戸山に沈むのだそうです。この地にも宮川が流れており、伊勢と同じくこの水を使った発電所までありました。伊勢と同じく五十鈴という地名もありました。

 禰宜さんに聞きましたら、二見浦で朝日を見て、とって返してこの地で夕日を拝む人が夏至の日には多くいるそうです。Google mapsで見ると250キロなのでやってみる価値はあると思います。

 今回の目的は、春日局が子どもの頃にいた興祥寺に行くことでした。明智光秀ブーム?で地域おこしの仕掛けがひしめいていると思ったのですが、閑静な状態が保たれていました。このお寺には御朱印帳の用意もありませんでした。

私は、この二体の仏像にお会いしたかったのです。

 夕方に最終目的地の志賀直哉ゆかりの城崎の三木屋に到着です。GOTOトラベルと地域共通チケットの威力はものすごいものがありますが、私たちの税金ですから不気味さを感じています。

 帰りは久美浜、間人、舞鶴、小浜と抜け、小浜の有名なお酢屋さんでお買い物をしました。しばらくの間、お酢を使った新商品開発にアタックです。

 往復700キロ余のドライブでしたが、ガソリンを途中で入れることなしに自宅に戻れました。元伊勢宮、聖徳太子の弟の大江山の鬼退治、聖徳太子の母の住んだ間人(たいざ)、この地域は丹波と大和朝廷の戦略ポイントであったのだろうと感じた旅でした。

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